親木の組み方 とは
画枠の四辺を親木といいます。
親木は短手を長手の外に出す組方にしています。
これは、慣性モーメントによるねじれをなるべく押え、平らな組手にするためです。
キャンバスを机の上に置いた時も、一つの隅が浮いてカタカタいう事はありません。
短手を外に出し、長手と短手の寸法差をなるべく小さくしています。
組み方の種類は下記の8種類となっています。
親木の長さで剛性を満たすような形状を決めています。
長手と短手 とは
キャンバス木枠に限った呼び名ではなく、サイド面の長い面の事を「長手」(ながて)と呼びます。
これに対して巾の狭い方の事は「短手」(みじかて)と呼びます。
桟木 とは
親木の剛性を保持するための四辺内部の補助木を桟木といいます。
桟木の交差部に2mmの段差をつけた組方にしています。
これは画面の接触を想定し、筆やナイフが引っ掛かってしまうのを防ぐ為の工夫です。